CYRIL LEROYは、フランス初のLGBTQ+ラグビーチーム、Les Gaillardsを2003年に設立しました。「ラグビーをテレビで観戦するのは好きでしたけど、まさか自分がプレーできるなんて思っていませんでした」。ゲイであるCYRILは、既存の「ストレート」の人たちのラグビークラブに入ることに抵抗があったため、LGBTQ+のメンバーのために、インクルーシブなクラブを自分で作ることにしました。20年経った今もクラブは存続し、LGBTQ+コミュニティの人々に自分たちの代表だと感じられるチームでプレーする機会を提供しています。
CYRILにとってターニングポイントとなる経験でした。「ラグビーは私の人生を変えました。私を開花させたのです。おかげでいろんな場所に出かけ、ラグビーをしていなければ決して知り合えない人たちに出会えました」。チームの設立をリーグが歓迎してくれたのは、それは彼にとってまったく予想外でした。暗中模索の状態でのクラブを設立しました。「ゲイのラグビーチームに対して、人がどんな反応を示すか想像できませんでした。対戦したいと思う人がいるのだろうか?真剣に受け止めてもらえるのだろうか?自分たちが真剣なチームであることを証明したかったのです」。フィールドの内外で、設立は成功だったことが証明されています。CYRILはラグビーを通じて夫にも出会い、2人で協力して、「小規模な活動ではありますが、ラグビーを通じてスポーツ界の差別と闘うことに専念してきました」。
クラブには現在、男子が2チームと女子が1チームで、90人を超える登録選手が在籍し、国内初の取り組みとして称えられています。