人と同じ道を歩まず、独自の道を切り拓く。ランドローバー ディスカバリーはそんなファミリーのための車です。
独創を極めたSUVが、あなたの人生をあなたらしく生きるお手伝いをします。
新しい姿かたち、それでいて一目でわかる個性。
英国の独創性の産物であるディスカバリーは、1980年代の政治的・経済的混乱のさなかに考案されました。開発チームが頼りにしたのは創造力でした。
ランドローバーのマネージングディレクター、トニー・ギルロイがこのプロジェクトの旗振り役を務めました。一緒に遠くに出かけ、アウトドアを楽しみたいと願う、好奇心あふれるアクティブなファミリーのための新しいタイプの車。それを作り上げることができると彼は確信していました。
彼の構想は見事に結実しました。冷戦の緊張緩和が進み、繁栄が拡大する中、1989年に発売されたランドローバー ディスカバリーは瞬く間に人気を博しました。
トニーと彼のチームは、単にパーツを組み合わせた以上の価値がある車を作り上げました。ディスカバリーはそれ自身の魅力で高い人気を獲得しましたが、多くのコンポーネントをレンジローバーと共有し、またデザインのインスピレーションをディフェンダーから得ていました。
筋金入りの愛好家であれば、ウィンドスクリーンやドア、あるいはレンジローバーのドライバーにはお馴染みのコマンドドライビングポジションに気づいたかもしれません。でも、この車はレンジローバーには見えませんでした。初代ランドローバー ディスカバリーは、2ドアのみで、ボンネットもクラムシェル型ではありませんでした。
横開きのテールゲートとそこに外付けされたスペアホイール、アルパインライト、ラバーマットなどは、ディフェンダーを彷彿とさせるものでした。それにもかかわらず、ディスカバリーはこれまでにない新しい車でした。
ステップドルーフが目を引く特徴で、それが3列目座席のヘッドルームを生み出していました。当初、このオプションの3列目座席は横向きシートが左右に1つずつ対面で配置され、一対一の会話に最適なスペースとなっていました。
追加座席が不要な場合は、収納ボックスが2つ装備されました。
ボディの特徴的なグラフィックと新しいオプションのデュアルサンルーフも、ランドローバー ディスカバリーの差別化に一役買いました。
テールゲートはウィンドウの形状が特徴的で、スペアホイールが右にオフセットして取り付けられていました。初代ディスカバリーは主に右ハンドル市場向けに設計されており、これはドライバーが車を後退させるときに肩越しに後方を視認しやすいという利点をもたらしました。もちろん当時はまだ車載カメラは普及していませんでした。
ディスカバリー3が登場する頃には、テールゲートは左ハンドル用に再デザインされていました。同時にスペアホイールは車体下に移され、現在もこの位置に置かれています。
当初から、ディスカバリーのインテリアは他の車とは一線を画すものでした。コンラン・デザインが手がけた初代ディスカバリーのインテリアは、新鮮なアイデアと独創的なディテールに満ちていました。
発売当初の内装カラーはソナーブルーで、その後、バハマベージュが追加されました。リアセンターコンソールには、内装と同色のショルダーバッグが備え付けられていました。
このバッグの中にはオーナーズマニュアルが収められており、オフロード走行のヒントと、整備や修理に関する世界各地の情報が提供されていました。最初から、ディスカバリーのオーナーはその車名にふさわしい走行をすると期待されていたのです。
ディスカバリーはファミリーのライフスタイルを追求した車であり、外に出かけてアクティビティを楽しむことに重点を置いていました。初代ディスカバリーでは、収納ポケットやネットを備えたルーフライニングなどの装備により、そのことがさらに明確になっていました。
けれども、ディスカバリーの魅力はキャビンだけではありません。ボンネットの下にも、誕生当初から革新的な技術が導入されていました。
新開発の200TDi直噴ディーゼルエンジンは、パフォーマンスと経済性の融合という、多くのファミリーが求めていた資質を実現するものでした。もちろん、伝説的なV8エンジンを選んだお客様もいました。
ランドローバー ディスカバリーは、どのバージョンでもタフで実用的な車でした。過酷なオフロードアドベンチャーレース「キャメルトロフィー」に8年間参戦したことでも、それは証明されました。
ディスカバリーはその後も、同様に過酷なレース「G4チャレンジ」に参加しています。ディスカバリーは好奇心旺盛な人たちのための車であり、このイベントはそのことを確認する究極の試金石となりました。
1998年、ディスカバリーIIがファミリーに適した5ドアのボディスタイルを導入しました。卓越した走行性能だけでなく、さらなるラグジュアリーを求めるファミリーもいました。そうした人たち向けに、レザーシートとエアコンディショナーを備えたESモデルが用意されました。
ボディの下にも革新がもたらされ、トラクションコントロールやヒルディセントコントロールなどの新しいテクノロジーが導入され、ディスカバリーのオフロード走行性能がさらに向上しました。
ヒルディセントコントロールは、ランドローバー テレインレスポンスへと進化し、2004年にディスカバリー3に搭載されました。テレインレスポンスにより、ドライバーは卓越したオフロード性能を実現するさまざまなオプションを選択できます。
これによりディスカバリー3は大きな前進を遂げました。同様に進化したのが、その素晴らしいインダストリアルデザインです。機能に追従したフォルムは一段と洗練され、さらに魅力が高まりました。
この頃には、ディスカバリーは王室御用達の車両として定番の選択肢になっていました。
ディスカバリーは、世界各地の馬術競技イベントでサポート車両として採用されるようになり、真のけん引能力を必要とする人たちに受け入れられました。ボートやレーシングカー、キャンピングギアなどのけん引でも活躍しました。
ディスカバリーは昔も今も、本格的な遊びにふさわしい本格的な走行能力を備えた車です。もちろん、気ままな家族旅行にも対応しています。
優れたパッケージングにより、ランドローバー ディスカバリーは、常に非常に高いスペース効率を誇ります。第3世代では、大人7人が前向きに座れるシート構成となり、最後列の乗員はテールゲートではなく、リアドアから乗り降りできるようになりました。
2009年に登場したディスカバリー4は、ラグジュアリーとテクノロジーをさらに進化させました。オプションのサラウンドカメラシステムにより、肩越しに後方確認しながらの後退は過去のものになりました。
本質的には、ランドローバー ディスカバリーは外に出てアクティビティを楽しむ車であることに変わりはありません。2012年、生産100万台達成にあたり、バーミンガムから北京までディスカバリーで走破してそれを祝ったのも当然のことでした。
その2年後、ランドローバー ディスカバリー スポーツが登場しました。ファミリーの冒険旅行のための車、それ自体がファミリーになりました。
ディスカバリー スポーツは、既存の5人乗りプレミアムSUVと変わらない専有面積で7人乗りを実現しました。また、デザインによるモダンラグジュアリーという持続可能性を重視したビジョンの一環として、プラグインハイブリッドモデルも用意されています。
2016年に登場した5代目ディスカバリーは、ディスカバリー スポーツの新しいデザイン言語をフルサイズ7シートモデルに導入しました。
現在、ランドローバー ディスカバリー ファミリーは、進化したデザインと、多用途でインテリジェントなパッケージングのインテリアを融合。30年以上にわたってディスカバリーを特徴づけてきた家族の冒険心を今なお体現しています。
スペースと実用性を追求したその室内は、人間中心のデザインとテクノロジーで構築され、すべての乗員に快適性とコネクティビティを提供します。
ディスカバリーは、世界屈指の走行性能と多用途性を誇るフルサイズ7シートのラグジュアリーSUVです。
1989年に誕生した初代モデルを始祖として、これからも家族で一緒に旅する楽しさを象徴し続けます。
ファミリー中心の設計
細心の配慮とファミリーを中心とした設計思想から生まれたディスカバリーは、究極のファミリーSUVです。